行ってきました!M-1 右京ファミリー防災フェスタ
M-1(まちづくりワン)グランプリ最優秀賞
右京ファミリー防災フェスタ2026 in 西京極総合運動公園
「楽しい」から始まる防災の一日
2026年5月5日(祝・こどもの日)、澄みわたる青空のもと、西京極総合運動公園で「右京ファミリー防災フェスタ2026」が開催された。正面入口では、目を引く看板が来場者を出迎え、会場はスタート前からにぎわいを見せていた。



MAPを手に、いざ防災フェスタへ!
消防車、自衛隊車両、警察車両などがずらりと並ぶ展示エリアには、子どもたちが興味津々で集まった。パトカーの後ろをのぞき込んだり、車両のまわりを歩いたりする子どもたちを、警察関係者があたたかく見守る姿も印象的だった。



ヘリコプター登場で会場がひとつに!
しばらくすると、会場アナウンスが流れた。
「間もなく、上空をヘリコプターが通ります!」
その声に、大人も子どもも一斉に空を見上げ、手を振る。空を見つめるそのひとときに、岩手での森林火災のことがふと胸をよぎった。救護や救援に訪れた人たちの姿を、現地の方々はどのような思いで見つめていたのだろうか。防災イベントのにぎわいの中にも、災害の現実を思い起こさせる瞬間があった。


体験しながら学ぶ、防災を「自分ごと」にする時間
芝生エリアでは、大人も子どもも入り交じってバケツリレーに挑戦。順番を待つ間には、阪神・淡路大震災当時の映像が上映され、防災について考える空気が自然と生まれていた。
消防関係者は、参加者に向けてこう語った。
「この未曾有の震災の中で、大きな力となったのは、地域住民の皆さんの連携でした」
映像によって当時の記憶や教訓に触れ、その後に体を動かしながら体験することで、防災をより身近に感じられる流れになっていた。楽しさの中に、しっかりと学びがある。そんな工夫が、このフェスタの随所に見られた。




子どもから大人まで、幅広い世代が楽しめる多彩なコーナー
会場にはそのほかにも、煙体験コーナー、地震体験、避難所体験コーナー、ゲームコーナー、飲食エリアなどが並び、多くの来場者でにぎわった。どこを見てもスタッフが忙しく動き、来場者を支えている様子がうかがえた。
記者も実際に、段ボールベッドのコーナーで寝心地やプライバシーへの配慮を体験。また、高齢者体験では、足にギブスをつけ、重りを装着し、視界が悪くなる特殊なメガネをかけて“80歳の感覚”を体験した。日頃は気づきにくい移動のしづらさや不安を、自分のこととして感じる機会となった。





「家族の会話から始まる防災を目指したい」
事務局長の四方さんは、今回のフェスタ開催までの思いを次のように語った。
「今回の防災フェスタの始まりは、ほんの軽い気持ちからでした。1年以上前、防災や地域について何人かで集まって話してみようか、そんなところから始まったんです。ところが集まったのは、本当に熱い思いを持った人たちばかりでした。
それぞれが地域の中で感じていた不安や思いを率直に出し合ううちに、『もっと多くの人に防災を身近に感じてほしい』『楽しみながら地域のつながりをつくりたい』という声が自然と重なり、右京全体を巻き込んだ防災フェスタが動き出しました。
このイベントは、防災について体験し、考えるきっかけの場です。でも、それだけではありません。もっと日常の中で、地域のあらゆる世代が相手の状況を想像し、声をかけ合い、助け合える関係につながってほしいという願いがあります。家族の会話から始まる防災を目指したいんです。
また、M1グランプリで最優秀賞をいただき、右京ファンの皆さまからの支援金を、今回の広報や設営、賞品などに活用させていただきました。ありがとうございます。開催にあたっては、右京区役所、消防署、警察、各自治連、地域団体の皆さま、そして活動にご理解・ご共感をくださった多くの企業の皆さまから協賛をいただき、おかげさまで盛況のうちに開催することができました。ありがとうございます。今回、およそ 人の方にご来場いただきました。
防災は1回きりで終わるものではなく、続けていくことで、いざという時の力になります。 学区をこえて、地域、行政、消防、警察、各種団体、大学、企業がフラットな関係で繋がる関係が実際の災害現場で必要だと思っています。これからも、みんなで一緒につくり上げていきたいです」



「楽しい」が入り口だからこそ、心に残る
記者自身も会場を回る中で、来場者が心から楽しみながら参加している様子がとても印象に残った。
「楽しい」が入り口になり、そこから自然に「防災」が心に残っていく。そんな流れが、このフェスタには確かにあった。
祝日の最終日、地域の避難エリアでもある西京極総合運動公園で開かれた「右京ファミリー防災フェスタ2026」は、防災を身近に考える大きなきっかけとなる一日となった。


テーブルの上にある電化製品11日分の電力を賄うことが出来る。

防災用品セットの展示。最低限、何が必要か考えるきっかけづくりに


晴れやかな笑顔が印象的だ


2026年5月5日(火・祝)
10:00〜15:00
来場人数 約2,000人
開催前、当日の様子はインスタグラムでも発信中
https://www.instagram.com/ukyo_bosai/?hl=ja




